森琴石門下,波多野華涯:「波多野華涯の世界」…実践女子大学香雪記念資料館で展覧会を開催!

2023年11月9日 更新

 

実践女子大学香雪記念資料館で展覧会を開催!

波多野華涯の世界 — 女性文人画家の明治・大正・昭和 –

以下は
実践女子大学香雪記念資料館で展覧会を開催! 波多野華涯の世界 — 女性文人画家の明治・大正・昭和 – 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

より転載させていただきました

 



実践女子大学香雪記念資料館では、開館以来、女性画家たちの作品収集と研究を続け、美術の世界において女性たちが担って来た創作活動を、さまざまな切り口による展覧会を通して紹介してきました。
今回の展覧会では、明治・大正・昭和と激動の時代に文人画家として活躍した女性画家・波多野華涯(1863-1944)を取り上げます。現在その名を知る人は決して多くはありませんが、今年の5月に広島で開催されたG7サミットの際には、宮島の旅館・岩惣でのワーキングディナーの会場に、華涯の描いた銀屛風が立てられるなど、ひそかに注目を集めつつある画家です。

 

華涯は文久3年(1863)大坂に生まれ、東京に出て跡見花蹊に書画を学びました。
14歳の頃には作品が天覧に供され、明治天皇より御言葉を賜るなど、早くからその才能を発揮します。
その後、華涯は瀧和亭にも師事し、帰阪後は森琴石に就いて研鑽を重ねました
大正6年(1917)に岡山へ移住して以後は、画家としての道を邁進し、画塾「有香社」では弟子たちの指導にも力を注ぎました。


 華涯が生きた幕末から明治の大坂(大阪)には、橋本青江や河邊青蘭をはじめ、大きな時代の変化のなかで、強い自負をもって絵筆を執り、文人画家としての道を歩んだ女性画家たちがいました。
華涯もまたそのひとりであり、文人として生き、描き、学び、教え続けた女性です。
本展ではそのような華涯が描く世界を、貴重な資料とともに紹介いたします。

 

展覧会の概要

・会期:2023(令和5)年10月2日(月)~11月18日(土)
・会場:実践女子大学香雪記念資料館 企画展示室1・2、下田歌子記念室
・休館日:日曜日、※ただし、10月8日(日)は開館
・開館時間:10:30~17:00
・入館料:無料
・関連イベント:ギャラリートーク ※事前申込不要
   10月7日(土)、10月8日(日)、11月11日(土)、いずれも14:00~
・主催:実践女子大学香雪記念資料館
・特別協力:小田切マリ氏(華涯文庫代表・波多野華涯曾孫)
・後援:渋谷区教育委員会
・企画:宮崎法子(実践女子大学文学部美学美術史学科名誉教授)
    田所泰(実践女子大学香雪記念資料館学芸員)

 

※備考
森琴石と波多野華涯は
・精神的な繋がりが非常に深かったと思われる
・互いを心の底から信頼しあっていたようだ

 

 

 

 

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「京・大坂 日本絵画の精華」を開催 花鳥画の名品から俳画の珍品まで(豊中市所蔵→大阪大学寄託)に、森琴石の扇面1点展示

2023年10月12日 更新

 

豊中市所蔵作品 
   ↓
大阪大学に寄託→調査研究
   ↓
  優品50点展示

 

森琴石の扇面山水図…1点展示
10月14日(土)=中之島会場のレクチャー
橋爪節也氏…森琴石の名あり
20231014大阪大学中之島芸術センター 講演13時30~ 近代大阪画壇 橋爪節也  森琴石 北野恒富

 

 

豊中市のプレスリリース|PR TIMES より転載させていただきました

 

 

「京・大坂 日本絵画の精華」を開催 花鳥画の名品から俳画の珍品まで 市の所蔵日本画約50点を展示|豊中市のプレスリリース (prtimes.jp)

「京・大坂 日本絵画の精華」を開催 花鳥画の名品から俳画の珍品まで 市の所蔵日本画約50点を展示

豊中市は、大阪大学と共同で、市所蔵の日本画の展覧会「京・大坂 日本絵画の精華 ~花鳥画の名品から俳画の珍品まで~」を開催します。
豊中市は、2021年に市が所蔵する約250点の日本絵画の一部を大阪大学総合学術博物館に寄託しました。同博物館とともに同大学人文学研究科の教員・学生が作品の調査研究を行い、大坂画壇の画家によるもの、詩文を伴うもの、軽妙でしゃれた趣のものを多く含む特徴が明らかになりました。本展覧会では、その中から優品約50点を2会場に分けて展示します。
大坂画壇を代表する、京都で活躍し、池田滞在中に改名し新しい画境を開いた四条派の祖・呉春といった近世の大物画家から、1924年に大阪美術学校を設立し晩年を豊中で過ごしたなど、近代のアートシーンを牽引した画家の優品がそろいます。また俳句革新運動で知られるをはじめ国学者や劇作家ら職業画家ではない人々の妙趣ある作品も見所です。

展覧会の概要
会期:<前期>10月14日(土)~10月29日(日)
   <後期>11月1日(水)~11月19日(日)
会場:※2会場同時開催

<豊中会場>
会場:豊中市立文化芸術センター(曽根東町3-7-2)特別展示室
開館時間:9時~20時 ※月曜休室

<中之島会場>
会場:大阪大学中之島芸術センター(大阪市北区中之島4-3-53)展示室
開館時間:10時30分~17時 ※月曜・祝日休室

 

関連イベント(※ともに参加無料)
【ミュージアムレクチャー】

会場:大阪大学中之島芸術センター 4階セミナー室
日時:10月14日(土)、11月19日(日)13時30分~15時(13時から入室開始)
定員:当日先着30名

内容・登壇者
<10月14日(土)>
「近代大阪画壇研究のパースペクティブ ~森琴石から北野恒富、島成園まで~」
大阪大学名誉教授 橋爪節也さん

<11月19日(日)>
「京・大坂 日本絵画の精華展に寄せて 私のお気に入り」
大阪大学大学院人文学研究科 准教授 門脇むつみさん

【ギャラリートーク】
日時:10月28日(土)、11月11日(土)。豊中市立文化芸術センターは11時から、
大阪大学中之島芸術センターは14時から。各20分程度
参加:事前申し込み不要
内容:展覧会の見どころを紹介します

 

 

 

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東京泉屋博古館企画展「楽しい隠遁生活―文人たちのマインドフルネス」=森琴石の山水図が展示

2023年9月17日 更新

俗世を離れて憧れの隠遁生活を。
泉屋博古館東京で企画展
「楽しい隠遁生活―文人たちのマインドフルネス」を見る

会期:2023年9月2日~10月15日
会場:泉屋博古館東京
住所:港区六本木1-5-1
開館時間: 
休館日:月(9月18日、10月9日は開館)、9月19日、10月10日
料金:一般 1000円 / 大学・高校生 600円 / 中学生以下無料

★森琴石の山水図が展示・・・・・明治30年作 泉屋博古館東京蔵

↓ こちらでご紹介させていただいた作品と同じです
「この筆ぐせがすごい!近代日本画家たちの競演!」特集vol.2<森琴石編> | 「絵描きの筆ぐせ、腕くらべ ―住友コレクションの近代日本画」特集(展覧会は終了しました) | 京都新聞アート&イベント情報サイト[ことしるべ] (kyoto-np.co.jp)

 

東京・六本木の泉屋博古館東京で、企画展「楽しい隠遁生活―文人たちのマインドフルネス」が開幕した。会期は10月15日まで。

せわしない俗世を離れて隠遁生活を送りたいという願いは古くからあり、山水画をはじめとした絵画においても多く描かれてきた。本展はこうした「隠遁」への憧れが込められた作品を展示するものだ。泉屋博古館東京館長の野地耕一郎は、本展に際して「隠遁」について深く思考したと言い、「やすらぎと自由の追求」という普遍的なテーマをそこに見出したという。

文・写真=安原真広(ウェhttps://bijutsutecho.com/magazine/news/report/27745ブ版「美術手帖」副編集長)

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