没後八十年 波多野華涯 ― 筆と生きた女性(岡山県立美術館)…森琴石「月瀬真 景図」「青 緑春江花塢図」ほか数点展示

2024年7月20日 更新

 

没後八十年 波多野華涯 筆と生きた女性

 岡山県立美術館の、森田詩織氏より 現在開催中の
没後八十年 波多野華涯 筆と生きた女性」 の図録をご送付いただきました。
図録及び展覧会の概要は下方にご紹介させて頂きます。

図録は波多野華涯のひ孫 小田切まり氏及び西上実氏、八田真理子氏、森田詩織氏などの研究者が長年に亘り“波多野華涯“を調査した成果の集大成ともいえます。
豊富な資料を駆使した内容(図版、解説など)で 非常に読み応えがあります。
是非ご一読ください。

 

※備考
波多野華涯が最も影響を受けたのが森琴石であった・・・・「墨場必携第画詩集」「南画独学揮毫自在」などの 森琴石の著書資料を常に手元に置き、画の研究に余念がなかった・・・と 記されています

ちらし
hatano_A4 (okayama-kenbi.info)

 

 

 

 

 

図録
発行日:2024年7月13日
発行:岡山県立美術館
全144ページ

◆価 格 2500円◆送 料 1冊360円◆総重量 506g

・価格と送料 『図録の通信販売について』をご覧ください

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 没後八十年 波多野華涯 筆と生きた女性

(歿後八十年 波多野華涯 ― 筆と生きた女性 – 岡山県立美術館 (okayama-kenbi.inf より転載刺せて頂きました)

  • 開催概要
    会 期  :2024年7月13日(土曜日)から8月25日(日曜日)まで 
    開館時間 :9時から17時
    ・7月27日(土曜日)、8月10日(土曜日)から25日(日曜日)は19時まで夜間開館
    ・いずれも入館は閉館30分前まで
    休館日  :月曜日(7月15日、8月12日は開館)、7月16日(火曜日)
    観覧料  :一般:350円、65歳以上:170円*、大学生:250円*、高校生以下:無料*
    *学生証やシルバーカード等、年齢が確認できる証明書をご提示ください※キャンパスメンバ―ズ制度加盟校の学生は無料※障がい者手帳等をご持参の方とその介護者1名は無料◎同時開催の特別展「鈴木敏夫とジブリ展」観覧券でもご覧いただけます。ただし特別展は土日祝および8月13日(火曜日)から16日(金曜日)の期間、日時指定予約制です
    会 場  :2階展示室 
    主 催  :岡山県立美術館
    助成   :芸術文化振興基金、公益財団法人三菱UFJ信託地域文化財団、公益財団法人 ・・・・・福武教育文化振興財団
    特別協力 :小田切マリ(華涯文庫代表・波多野華涯曾孫)
    後 援  :岡山県教育委員会、岡山市、岡山市教育委員会、岡山県郷土文化財団、公益社団法人岡山県文化連盟、一般財団法人岡山県国際交流協会、公益社団法人岡山県観光連盟、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社、NHK岡山放送局、RSK山陽放送、OHK岡山放送、TSCテレビせとうち、RNC西日本放送、KSB瀬戸内海放送

大正から昭和初期、岡山でひとりの女性が絵筆をとって暮らしていました。彼女は、漢籍の知識に基づいて花鳥や山水を描く「南画」と呼ばれる分野で活躍し、アトリエには老若男女の門人が集いました。本年はその南画家・波多野華涯の没後八十年にあたります。
華涯の作品は確固たる筆の力や鮮麗なる色遣いに魅力があります。諸地域の師や文人たちとの交流を通じて、迫力ある画面から繊細な描写まで様々に挑みました。
また華涯は、幼い頃から多くの下絵や手紙などを残しています。それらは子孫宅で大切に守り継がれ、華涯という画家の人生を現代に伝えています。
本展は、華涯の作品、師の書画や関連する中国絵画、そして華涯旧蔵資料を通じて、岡山ゆかりの近代南画家の一面に迫ります。

 

💞 波多野(はたの) 華涯(かがい)(1863-1944)
文久3年、大阪生まれ。13歳で東京に遊学し、跡見学校(現在の跡見学園)第1期生として、跡見花蹊(あとみかけい)(1840-1926)に学問や絵画の指導を受ける。卒業後は南画家・滝和亭(たきかてい)(1830-1901)や森琴石(もりきんせき)(1843-1921)にも学び、大阪や広島、東京で作画を続けた。大正8年(1919)頃に岡山へ転居、画業に邁進し、同10年より画塾「有香社(ゆうこうしゃ)」を主宰。書画展への出品も続け、県内外で活動した。昭和19年7月18日没、法界院(岡山市)に葬られる。

 

 

 

 

 

PAGE TOP