大阪商業大学 商業史博物館:「花外楼所蔵作品」に森琴石の作品も展示

2013年9月30日 更新

 

大阪商業大学商業史博物館 平成25年度秋季企画
「暖簾の重み」
展覧会
「花外楼
老舗料亭の一品
 森琴石の「六石山房図」も展示

会期:平成25年10月9日(水)~11月30日(土)
開館時間:午前10時~午後4時30分
休館日:日祝日
観覧料:無料
場所:大阪商業大学商業史博物館 企画展示室

大阪商人の信用と伝統として「のれん」の重みを再考することは、本学にとって温故知新につながる新たな研究の第一歩となるだろう。こうした観点に立ち、大阪で百年以上続く老舗企業の連続講座とともに、受け継がれた一品(書画)により老舗が有する文化的側面を紹介する。あわせて開催されるシンポジウムでは老舗の魅力だけではなく、今日的な課題を提示することにもなるだろう。展覧会では、老舗料亭「花外楼」の調度品のなかから、同店ゆかりの維新元勲の書や、床の間を彩ってきた大阪画壇の作品を展示し、料亭が歴史の行方を定める会議の場として、あるいは地域の美術館的役割を果たしたことを紹介したい。

主な展示作品:
元勲の書(木戸孝允・伊藤博文・井上 馨 他)、大阪画壇(菅 楯彦・森 琴石・深田直城・武部白鳳 他)、花外楼の献立帖

※「六石山房図」=平成19年6月【1】資料紹介「詩賛:六石山傍図」』などをご覧ください

 

大阪商業大学・商業史博物館とは 
商業史博物館では、日本商業史とくに「近世大阪の商業」をテーマにした貴重な史資料を収集・調査研
究・展示・保管しています。
収蔵品は、蔵屋敷・市場・大阪三郷の自治制に関する古文書や、藩札・両替天秤をはじめとする実物資料
など。また、幅広い領域での研究活動も行われており、紀要・史料叢書等の発行や研究会・講演会の開
催、地域文化活動支援にも積極的に取り組んでいます。ぜひ、ご利用ください。
(HPから転載させて頂きました)

備考:収蔵品の中でも新聞資料や博覧会資料は屈指の豊富さを誇り、博物館のHPの充実さは西日本随一いう評判だそうです。


明尾圭造先生
精力的に大阪画壇の研究活動を!!
 略歴:1961年大阪府生まれ。関西大学大学院文学研究科博士課程(日本史学専攻)修了。
 平成11年4月、芦屋市立美術博物館学芸課長から大阪商業大学商業史博物館主席学芸員にと転職されまし
た。交通史研究会、日本古文書学会会員。著書に、『阪神間モダニズム』(共著、淡交社)、
論文に、「後期朱子学者の社会実践−菅茶山の教育活動を中心に」(津田秀夫先生古稀記念『封建社会と
近代』〔共 著〕所収)がある。

●長年南画の作品・資料、古書などの収集に努められ、大阪画壇の研究に精力的に取り組まれており、菅盾彦研究では第一人者といえます。
●来る11月9日には、大阪大学中之島センター10階 佐治敬三メモリアルホールにて シンポジウム「大学博物館、街に出る これでいいのか? 大阪のミュージアム -地域文化と学術研究の担い手を目指して- 」にも講演者として参加されます。
主催は、森琴石調査で多大にご尽力頂いた橋爪節也先生、及び明尾先生ご所属の大阪大学総合学術博物館及び大阪商業大学商業史博物館です。
詳細はhttp://www.let.osaka-u.ac.jp/ja/research/activities/workshop/kb3kptからご覧下さい。
●現在大阪日日新聞にて「浪花紙魚百景http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/naniwashimi/」が連載忠です。
●明尾先生との出会いのきっかけは、明尾先生の恩師である関西大学教授「肥田晧三」先生からのご紹介でした。「大阪の画家の事を熱心に調べ、資料をいっぱい収集している研究者がいますよ。森琴石の扇面を見た事があるので一度連絡してみると良いですよ」とアドバイスを頂きました。後日明尾先生に連絡を取り、はやる心で勇んで美術館に赴いたものです。以来、明尾先生には森琴石の事を何かと思いやって頂いております。

大阪の老舗料亭「花外楼」について

女将のお人柄など「お世話になった方々」でご紹介の予定です。
当HPでも多数取り上げています。森琴石HP中央下、グーグルカスタム検索機能にてお世ご検索下さい。

 

企画展に合わせ 基調講演、連続講義、公開シンポジウムも開催されますので下にご紹介致します。

基調講演「上方商家の家訓今にいきる経営理念
◎講      師:宮本又郎(大阪大学名誉教授・大阪経済大学客員教授)
○ディスカッション:伊木 稔(大阪商業大学商業史博物館 館長)
○進      行:明尾圭造(大阪商業大学商業史博物館 主席学芸員)
■日 時:10月9日(水)午後1時30分~3時30分
■会 場:大阪商業大学ユニバーシティホール蒼天
■受講料:無料(申込方法 下記参照)
宮本又郎氏は、私の夫森隆太とは知己の間柄
で、又郎氏の父宮本又次氏は、『明治・大正 大阪百景』(保育社・1978年11月刊)で、私の父野村廣太郎野村広太郎)が描いた絵に解説を加えて下さった方で、2代に亘りご縁があります。

連続講座(全4回)「継続は力なり―百年企業に学ぶ―」
①   9月28日(土)「小大丸―呉服の風習いまむかし」 講師:白井禎一(株式会社小大丸 社長)
②  10月5日(土)「花外楼―いま昔そして未来―」 講師:徳光正子(株式会社花外楼 女将)
前女将の徳光清子様には森琴石調査で大変お世話になりました。
③  10月19日(土)「暖簾の味―昆布の真正―」 講師:山本博史(株式会社小倉屋山本 社長
④  10月26日(土)「双美人の系譜―中山太陽堂の経営と文化事業―」 講師:福田理恵子(株式会社クラブコスメチックス文化資料室室長)
○コーディネーター:明尾圭造(大阪商業大学商業史博物館 主席学芸員)
■時 間:午後2時~3時30分
■会 場:GATEWAY 4階ネットワークレクチャールーム
■定 員:50名
■受講料:全4回 2000円
■申込方法:(申込方法 下記参照)


公開シンポジウム「暖簾の重み
浪速商法の魅力
◎進   行:伊木  稔(大阪商業大学商業史博物館 館長)
○パネリスト:前川洋一郎(大阪商業大学大学院 特別教授)【基調講演】
山本 博史(株式会社小倉屋山本 社長)
徳光 正子(株式会社花外楼 女将)
上山 久史(大日本除虫菊株式会社 専務取締役)
木森 啓至(ザ・パック株式会社 常務取締役)    (順不同)
■日 時:11月1日(金)午後2時~3時30分
■会 場:大阪商業大学ユニバーシティホール蒼天
■受講料:無料(申込方法 下記参照)
〔申込方法〕FAX・Email・電話にてお申し込みください(受講票は発行いたしません)。1.  氏名、2.住所、3.連絡先(電話番号またはEmailアドレス)を明記の上
大阪商業大学学術研究事務室まで
〒577-8505 東大阪市御厨栄町4-1-10
TEL:06-6785-6139 FAX:06-6785-6237
hiken@oucow.daishodai.ac.jp

 

 

 

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