中国『歴代画譜類編 清供(2)』に、森琴石著『墨香画譜 巻4』が収録

2021年2月8日 更新


中国『歴代画譜類編 清供(2)』に 
・・・森琴石著『墨香画譜 巻4』が収録

 

■昨年秋、中国の出版書物に、森琴石の画が収録されている情報をインターネットで知りました。
■東京のS書店が取り扱っており、さっそく取り寄せ致しました。

■『歴代画譜類編 清供(2)』というタイトルの書物で、収録作品の第一番目に、森琴石の著書『墨香画譜 巻4』の画が収録されていました。


清供とは
絵画の題材
清代には「博古清供」と言われる、一種独特の題材も現れました。花材を器物や果物、霊芝、ひも飾りなどと組み合わせ、語呂合わせや象徴的な意味にかけて、富貴や平安などの寓意を込め、日々の暮らしへの願いを表現した。
    ※森注 謎語画題という。森琴石編『題画詩集』に項目あり
(百卉清供 瓶花と盆景画 特別展_花瓶に生けた花 – 國立故宮博物院 より)

■森琴石は「清供」と称されるジャンルの作品をかなり描いたと思われ、森家には下絵やスケッチが沢山残されています。しかしそれらの殆どは未調査です。
 (後日下絵の一部を下方に追加致します。

■2020年1月30日 更新分
浮世絵研究家リチャード・レインコレクションに森琴石の画が所蔵=ハワイ、ホノルル美術館 | 森琴石 What’s New (morikinseki.com) 
の作品は、“清供”のジャンルに当たると思われます。

 ■「歴代画譜類編」シリーズは、北宋の『宣和画譜』から民国時期の石印画譜など150点余りを、伝統的な中国画題材分類様式により「石」「山水」「名勝」「梅」「蘭」「竹」「菊」「花鳥」「百獣」「人物」「仙仏」「仕女」「博古清供」「扇面」の14種に分類、全88冊の刊行が予定されています。

 ■更にインターネットで調べたところ、その他「石」「梅」「蘭」「竹」「菊」に、森琴石の画が収録されている事が判明しました。後日それらについて、データを取得した分をご紹介させていただきます。

 ■尚20年前には、中國の山東美術出版社より出版された
『中国古画譜集成・第22巻』には、森琴石著『墨香画譜』が、全巻(4巻)、オールカラーで収録されています。

■この「歴代画譜類編」シリーズには、王冶梅の作品が多数収録されており、森琴石の朋友滝和亭や、同じく内海吉堂の師匠任伯年の作品(画譜)も取り上げられています。

■下の書誌データは、https://www.jd.com/jxinfo/24d36ce9891e9855.html からコピーさせて頂きました。(文字は簡体字をそのまま写しています)

     

歴代画譜類編-清供(2)

出版年月   2018年10月
編者     馮暁林編
出版社        栄宝斎出版(北京)
総頁数    298頁
森琴石収録分  24図、5頁~31頁

作者紹介
目録
《墨香畫譜》(【日】森琴石 繪 【日】明治十三年墨香齋套色珂羅版)

《馬畫寶》(民.馬 繪著 民十七年世界書局石印版)
《三希堂草蟲花卉大觀》(民.葉九如 輯選 民國十三年大華書局石印版)
《三希堂石譜大觀》(民.葉九如 輯選 民國十三年大華書局石印版)
《三希堂菊花譜大觀》(民.葉九如 輯選 民國十三年大華書局石印版)
《三希堂梅譜大觀》(民.葉九如 輯選 民國十三年大華書局石印版)
・・・・・・・・(森注:王冶梅の画15図収録)
《三希堂蘭譜大觀》(民.葉九如 輯選 民國十三年大華書局石印版)
《三希堂竹譜大觀》《民.葉九如 輯選 民國十三年大華書局石印版)
《三希堂翎毛花卉大觀》《民.葉九如 輯選 民國十三年大華書局石印版)
《病鶴叢畫集》《清.錢鑫 繪著 民二十一年大東書局石印版)
《古今名人畫稿》《清.王韜 輯選 光
廿一年石印版)
《任伯年畫譜》(清.任頤 繪著 光十三年石印版)
《當代名畫大觀(正集)》(民.王念慈 碧梧山莊一九三:年石印版)
《當代名畫大觀(續集)》(民.王念慈
碧梧山莊一九三四年石印版)
《百尺樓叢畫》(清.汪鑠 繪著 光
丙辰石印版)

 

 

『中国古画譜集成・第22巻』(2000年、山東美術出版社)
  『墨香画譜 巻1234』全巻、オールカラーで収蔵されています。

森琴石ホームページ  調査情報【平成16年 1月】■2番目に記述しています

森琴石HP
調査情報【平成16年 1月】
■愛知県豊田市のH氏から、明治18年12月作の「青緑十六羅漢図」所蔵のご連絡を頂く落款には「写於今治嬉雨山房南窓下以為・・・・・清属即乞正之 琴石森熊」と書かれている。愛媛県今治で描かれた作品である。H氏は身内の方より譲り受けられたもの。森琴石は伊国漫遊時に「各所で乞われて多数の作品を描き、印も様ざまのものを使用した」と、晩年の控帖に書いている。 *情報ご提供者:オールアバウトジャパン松原洋一氏

⇓ ここです

立命館大学図書館の蔵書、山東美術出版社2000年刊「中国古画譜集成・第22巻」には森琴石の木版画集「墨香画譜4冊(明治13年・森琴石著編纂)」が、廉泉輯「扇面大観」・張兆祥画「文美斎詩箋譜(百花詩箋譜)」と共に合本出版されている。

廉泉は1915年前後、自身が収集した明・清時代の扇面約1000枚を一同に集め、神戸山本通で「扇面博物館」を開いた。「文美斎詩箋譜」は百種類の花を描いた便箋を集めたもの。
※墨香画譜=出版―吉岡平助など
・山水・花卉・果樹・根菜などを描いた四冊本。
・題字、序文には 谷鉄臣・寺西易堂・木村方斉・水原梅屋・小原竹香・戸谷萩堂(澹 斎)・坂本葵園 など。 跋文=自跋(森琴石)。
*木村方斎・戸谷萩堂・坂本葵園は共に大阪の儒学者。
*上記「墨香画譜 四冊」は、北京図書館(中国国家図書館と改名)の一般古書にも所蔵されている。
*立命館大学図書館には、明治13年刊/森琴石画/行徳玉江編「書画落款自在 上中下」が所蔵されている。
*行徳玉江(ぎょうとく ぎょっこう)=鼎金城門下・森琴石兄弟子・篆刻にも優れ上記以外にも著書がある。

*廉泉及び扇面博物館=在日中国人動態 (m00026085)・日本僑報電子週刊307号【号外】2003/5/28(水)・編集発行-段躍中氏文【特定のテーマによる展示 (3)華僑の文化】より引用 

 

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歴代画譜類編-清供(2)

表紙      右は森琴石著『墨香画譜』  【墨香画譜】見出し頁    目次

 表紙 比較  目次 墨香画譜 見出し

 

歴代画譜類編-清供(2)

最初の頁                     序文(日下部鳴鶴)    森琴石の略歴紹

中国 最初の頁(森琴石 墨香画譜)  右 森琴石略伝 左 谷鐵心書

 

 

歴代画譜類編-清供(2)         森琴石『墨香画譜』最初の図…霊芝
最初の図  霊芝

中国 最初の図  霊芝 石(墨香 最初の図)

 

歴代画譜類編-清供(2) と 森琴石著『墨香画譜』

         <西瓜図> サイズと色の比較

西瓜図 大きさ比較

 

歴代画譜類編-清供(2)

森琴石画…最後の頁          奥付

中国 最後2図    奥付

 

森琴石著『墨香画譜』 奥付

墨香 最後(琴石自跋 奥付)

 

 

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清供

下絵・スケッチ

<謎語画題有り 10枚> より

左下の図
百齢食禄鹿・栢(カシワ)・凌霄花(ノウゼンカズラ)の組み合わせをいう。
  (http://www.kotono8.com/wiki/%E8%AC%8E%E8%AA%9E%E7%94%BB%E9%A1%8C)  
鹿は長寿の動物で禄の意がある。不老長寿の図
                             縦 28㎝x横 31㎝
マクラガン(英国人)    ロベルト・マクラガン(英人)
  明治5年5月英国より来阪、 明治22年まで造幣局技師として勤務した。 

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左の図                  右の図(中央寄り)
物闘芳菲…草花・雑虫         金衣百子…石榴・黄鳥
  (かまきり・蝉など)  
物闘芳菲(虫・草花)他

金衣百子(解説. 画題辞典.)
金衣は黄鳥なり、百子は柘榴なり。柘榴実は百子を蔵するが故に斯く呼ぶ。柘榴に黄鳥を配して
金衣百子と題す、謎語画題の一なり、南画家の作多し。

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右下方の図
忠孝聯芳石・蜀葵(タチアオイ)・鶏
東洋画の画題。忠の象徴である葵、孝の象徴である萱草に石と鶏を配した図をいう。石は不老を表わし、鶏は慶に通じる。
祝賀の意味をもつ画題。(コトバンク)

【忠孝聯芳】石・蜀葵(タチアオイ)・鶏 他

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 忠孝聯芳

森メモ

 

 

 

 

 

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