2020年1月30日 更新
リチャード・レイン コレクションに
・・森琴石の画が所蔵=ハワイ、ホノルル美術館
・
・
●リチャード レイン
・・・アメリカ出身の浮世絵研究家(下方★備考に人物解説)
●森琴石の作品
花器、果菜図・・・色調が、いにしえの仏画風、又は明治初期の油絵風
落款の年号・・・・異名を使用 (下方★備考に用語解説)
情報源=ウィキメディアコモンズ
Media in category “Mori Kinseki”
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Basket_and_Archaistic_Bronze_Vase_with_Plants_by_Mori_Kinseki.jpg
●ウィキメディアコモンズ でのリチャードレインコレクション―明治・日本画 は、197作品が公開されており、森琴石の画像は、112番目にあります。
Wikimediaコモンズの画像は、パブリックドメインにある平面的な美術の著作物を写真術によって忠実に複製したもので、このような複製はアメリカ合衆国においてパブリックドメインとなる。・・・パブリックドメインとは、著作権保護期間が終了した著作物で、森琴石の作品画像は使用を許可されています。
Basket and Archaistic Bronze Vase with Plants
・・・・・・・・・・2種の花器(かご・青銅製)、果菜3種
・・・・・・・・(森家には、青銅製のち密な花瓶の彩色下絵が残っている。色目は同じ)
作品概要
作品名 :「Basket and Archaistic Bronze Vase with Plants」
所蔵先 :ホノルル美術館 リチャードレインコレクション
・・・・・・・・明治時代 日本画
材質技法 :絹本・着色
制作年 :明治22年夏
落款=屠維赤奮若季夏寫於読画盧
・・・屠維=己の異名 赤奮若=丑の異名
・・ ∴己丑=明治22年の事
★備考
リチャード レイン(Richard Douglas Lane, 1926年 – 2002年)
アメリカ合衆国出身の浮世絵研究家。
フロリダ州キシミー生まれ、ニューヨーク育ち。
高校・大学時代は作家を目指し、短編小説で二度賞をとる。
第二次世界大戦で海兵隊に出願、日本語戦場通訳学校に選抜されて日本語を学ぶ。
卒業後、南九州上陸部隊の中にあったが終戦を迎える。
その後通訳として長崎、鹿児島、佐世保など九州各地で一年ほど過ごす。
帰国後、ニューヨークやハワイ大学で日本文学を学び、1948年ハワイ大学卒。
コロンビア大学で西鶴研究で修士号取得、奨学金を受けて日本に留学。
東京大学、早稲田大学、京都大学の大学院で日本文学を学び、師宣記念館の創立を援助して紺綬褒章を受章した。
1958年、コロンビア大学で日本古典の博士号取得、母校やメリーランド大学で日本語、日本文学、比較文学、日本美術史を教え、ホノルル美術館の学芸員を務めた。
以後半ばを日本で過ごし、暉峻康隆とともに春画研究に携わり、林美一との共同監修で未修正版の「定本・浮世絵春画名品集成」を編纂し、春画を文化史の中に位置づけた。 (ウィキペディア による)
【十干十二支】じっかんじゅうにし
十干と十二支。また、それを組み合わせたもの。日にこの記号をつけて表す干支記日法は中国の殷いん代から始められ、中国と日本で共通に今日まで継続している。また、年に干支をつけて表す干支記年法は紀元前三世紀頃から行われ、やはり中国・日本と共通に今日まで継続している。―大辞林第三版 による―
十干(じっかん)とは
十干の用語解説 – 甲(こう)・乙(おつ)・丙(へい)・丁(てい)・戊(ぼ)・己(き)・庚(こう)・辛(しん)・壬(じん)・癸(き)の総称。これに五行(ごぎょう)の木・火・土・金・水を結びつけ、さらにそれぞれ兄(え)(陽)と弟(と)(陰)を配し、甲(きのえ)・乙(きのと) ―デジタル大辞泉 による―