森琴石の「牛図」…下絵、『森琴石翁遺墨帖 坤』、『南画独学揮毫自在』より

2020年12月13日 更新

 

お知らせ
前回10月11日投稿の
森琴石のふくさ…サンフランシスコ・アジア美術館‐オンラインコレクション‐

作品の下絵(かぼちゃ・菊・ケシ・蜻蛉)が存在していました。ふくさよりかなり大きなラフな下絵です。後日または後月、前回の投稿文中に挿入させて頂きます。

 

森琴石の牛図
来年の干支「丑」に因み森琴石の「牛図」をご紹介します。

 

森琴石の牛図

A 模写下絵

(1)
「白衣観音と牛図 模写」

製作年…明治3年5月
寸法 縦48.0x 横33.5㎝
材質技法…紙本水墨
原作者は不明

 号名…金石 
落款=「明治三庚午薄月後念五日募 金石艸堂蔵
・・・・・・・※庚午薄月念後五日募=明治3年5月25日過ぎ=森琴石満年齢27歳の時

明治3年頃、森琴石の画室は「金石艸堂 きんせきそうどうと名付けていた
 

  

観音牛図(明治3年 金石艸堂)     観音牛図 (落款 明治3年 金石艸堂) 
      ➡  

      金石艸堂
    明治三庚午薄月後念五日摹

     (庚午薄月念後五日募=明治3年5月25日過ぎ)

備考
  森琴石 調査情報【平成20年 4月】 
慶応3年、「漁夫図」を写した習作の裏面には「緑塢所蔵の副也」と書かれて いる。
... 明治3年 号金石: 「白衣観音と牛図 模本」=紙本水墨: 落款=「明治三 庚薄月念五募 金石艸堂蔵」   ※庚薄月念五=明治3年5月25日; ○ 明治4年 「響泉 亭」


下絵

(1)

●牛(下絵 墨)27.5x38.7
27.6×38.7cm


(2) 朱墨で割付線

●牛(下絵右 朱線割付)
27.0×55.7(全体)

  牛下絵 6頭 朱線
  27.3×39.5cm

 


『 森琴石翁遺墨帖 坤』より

『森琴石翁遺墨帖 乾坤』について
森琴石遺作集(遺墨展出展作品を集めた遺墨画集。会場である大阪市北区正法寺に持ちこみやすい、比較的近場の所蔵者の作品が多いようだ。 *森琴石作品の集大成では無い)
20年ほど前に、作品名、所蔵者などの一覧をエクセルで作成したものがあります。
遺墨帖作品一覧 – pdf用

昭和2年(1927年)
編輯兼発行者:近藤翠石(門弟)

編集補助:佐野岱石、西尾雪江
乾 題字=内藤湖南  序文=藤澤黄坡  詩文=木蘇岐山
坤 森琴石小伝=近藤翠石
森琴石紹介 Mori Kinseki  をご覧ください

耕作図
材質 技法 寸法=絹本墨画・縦4尺5寸、横1尺5寸・
製作年=明治39年秋
所蔵者=奥野周造氏蔵

全体図                       ・・・・・    落款

 耕作図 落款(明治39年)

    

耕作図 下方(明治39年)

 

D『南画独学揮毫自在』 より
・・森森琴石の銅版画書誌琴石 調査情報【平成20年 12月】 (morikinseki.com)
森琴石の銅版書誌
明治13年3月24日 版権免許

編輯兼出版人=森琴石(大阪市東区南本町四丁目三十七番地 )
出版人=吉岡平助/北村宋助/中島徳兵衛/吉住音吉

(1)『南画独学揮毫自在  壱』

南画独学揮毫自在 壱 表紙
縦12.8横8.6㎝

 17丁 (左)               16丁裏(右)

17丁 牛(南画独学壱)
(2)『南画独学揮毫自在 四』

※注(1)とは若干サイズ等異なる

  41丁                  42丁      41丁裏
森琴石 識文 奧付 1

44丁
※この分の画像は森琴石 調査情報【平成20年 12月】 (morikinseki.com) のものを使用しています

牛 南画独学より実寸 縦 8,2cm/横 10.0cm


★『墨香画譜』や『南画独学揮毫自在』の画が、中国の出版書誌に収録されています。
(2018年、2020年)
玲和3年、一部ご紹介させて頂きます。

 

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※森琴石ホームページ
『南画独学揮毫自在』記載カ所

森琴石 調査情報【平成18年 12月】

https://www.morikinseki.com/chousa/h1812.htm
森琴石編輯兼出版の『南画独学揮毫自在 ◇』 が、北京の「故宮博物館」の「清 宮廷旧蔵品」として所蔵され、同院のホームページ、「故宮博物院 ネット博物苑 」で公開されている 注1。 □. 「故宮博物院」は、北京の中心部に位置し、明・ 清 …
https://www.morikinseki.com/tenji/link.htm
南画独学揮毫自在」は、古書市でも出回らない書物のようだ。 「書画題跋:落款 自在」. □行徳玉江編/森琴石画兼出版/明治13年9月. ◇「立命館大学図書館 西園寺 文庫」所蔵. ↓. 「国文学研究資料館・近代書誌データベース」で、著者”森琴石” …
https://www.morikinseki.com/chousa/h1802.htm
南画独学 揮毫自在」はじめ上記三著書は、清時代の中国でも発売され、岸田吟香 の「楽善堂書目 注4」の書目リストにも存在する。同リストには上記以外の響泉 堂刻による「書誌」が存在する。 □. これまでの調査で、森琴石と岸田吟香との …
https://www.morikinseki.com/chousa/h2108.htm
サムネイル画像
その内「題画詩集」・「南画独学揮毫自在」・「墨香画譜」・「名家画帖」には 、僅かではあるが画稿が残っている。残された画稿からは、新たな事実が浮かび あがる。それらを下記に記述します。 その1; 「名家画帖 注1」は、はじめは「 墨 …
https://www.morikinseki.com/kankei/gayuu_ya.htm
皇国古今名誉大家書画一覧」 (出版=吉岡平助他), 明13.10, 中川利八郎. ◇「大 日本現在名誉諸大家独案内」, 明13.10, 中川利八郎. ◇「南画独学揮毫自在 」 ( 出版=吉岡平助等), 明13.3, 森琴石. ◇「墨香画譜」 (吉岡平助等, 明13.5, 森琴 石.
https://www.morikinseki.com/chousa/h2012.htm
サムネイル画像
今月の話題. 【1】 情報ご提供2件; 1:大阪老舗表具師「井口古今堂」の<取引 先およびお出入り先住所録> に、森琴石の名; 2:画家番附表; 【2】 森琴石と パトロン; 【3】 「南画独学揮毫自在」より・・・・・・森琴石の「牛」の銅板 画.
https://www.morikinseki.com/chousa/h1811.htm
サムネイル画像
墨香画譜」・「南画独学揮毫自在」・「題画詩集」の三つの書誌は、森琴石の 経歴には森琴石の代表する著書名として必ず書かれている 注2。 □. 森琴石は 地図や教科書、辞書類などの著編者・挿画者として、或いは銅版製作所「響泉堂 」の名 …
https://www.morikinseki.com/chousa/h2301.htm
サムネイル画像
… 自在」、「墨場必携 題画詩集」、「南画独学揮毫自在」、「刷り物類」、「 有馬温冷両泉分析表」、「有馬温泉炭酸水改良建築市外写真絵図」、「月瀬勝景 真図」、「地図」などの項目に分類され、それら銅版画の数は、281点に及ぶ 。
https://www.morikinseki.com/chousa/h2210.htm
サムネイル画像
【1】 森琴石旧蔵 「1隻2曲小屏風」 について: ○森琴石が枕屏風として使用: 揮毫者: 右曲:小原竹香・浅井柳塘・天野方壺・行徳玉江: 左曲:建部聴山・波部 竹 … 小原竹香は、森琴石著「墨香画譜」・「南画独学揮毫自在」への題字揮毫者 。
https://www.morikinseki.com/chousa/h1809.htm
サムネイル画像
森琴石の自著「南画独学揮毫自在」や「墨場必携 増補題画詩集※」の出版人や、 販売書肆(発兌書肆)からは、森琴石の書籍関係のネットワークを知ることが 出来、岡山にも多数の発兌人がいる 注1。 □. 上記【1】で記述した「岡山県 …

 

https://www.morikinseki.com/chousa/h1904.htm
明治18年10月6日歿。著書「節庵遺稿」. II:「名家画帖」(森琴石編/吉岡 平助・吉住音吉/明治13年3月)の題字揮毫者(号潜叟使用)」・「南画独学揮毫 自在 ニ」の揮毫者など。雅友・知友:池田正信の交流者・跡見花渓の師匠。 注3 .
https://www.morikinseki.com/chousa/h2001.htm
南画独学揮毫自在=平成18年12月【1】&11月【1】□2番目&9月【2】 &2月【1】・平成19年10月【1】□7番目&1月【2】□2番目・平成15 年8月□2番目 など. ○下絵4点. ↓「琴学入門」の写し: 安絃背面 安絃正面.
https://www.morikinseki.com/chousa/h1910.htm
森琴石は残した下絵類には、「本草画」とおぼしきものが少なからずあり 注8、 森琴石の代表三著書「墨香画譜」・「題画詩集」・「南画独学揮毫自在」などに も、薔薇が描かれている 注9。「南画独学揮毫自在」の画稿が現存する。 □.
https://www.morikinseki.com/ryakuden/sakuin_a.htm
☆北京故宮博物院の、ネット博物苑「故宮所蔵の日本文物展:絵画」には、跡見 滝の 『花卉図』一冊(1871年/絹本着色)が、「清宮廷旧蔵」として所蔵されて いる。 ↓ 森琴石=書籍の部で「南画独学揮毫自在」が所蔵。・・・・・・ …
https://www.morikinseki.com/chousa/h1901.htm
長野県上田市にある、上田市立図書館・特殊コレクション「花月文庫」には、森 琴石著出版などによる「南画独学揮毫自在」・「題画詩集」が所蔵されている ※ 。花月文庫は、上田出身の銀行家「-第十九銀行の最後の頭取-」として活躍 …
https://www.morikinseki.com/chousa/h15.htm
森琴石の南画の師、「忍頂寺静村 にんちょうじ せいそん 注1」は、兵庫県津名 郡志筑(淡路島・しづき)の生れ。 … 明治13年、森琴石編著、響泉堂刻「南画 独学揮毫自在 なんがどくがく きごうじざい 四冊」の題字、序文、跋分の揮毫者 …
https://www.morikinseki.com/chousa/h1609.htm
森琴石は「南画独学揮毫自在 巻三、四」(森琴石著編纂兼出版・銅版袖珍本・明 13年3月)で、「花鳥昆虫類」を略図解しており、画稿や綴じ帖などにも図解の ものを残している。 注2, 森琴石書簡の表面 :東京市小石川区久堅町 岡不崩先生
https://www.morikinseki.com/kankei/gayuu_sa.htm
森琴石著「南画独学揮毫自在」・「墨場必携 題画詩集」などの売捌書肆。 〔岸田 吟香著「清国地誌」 (東京 楽善堂/明治15年)の売捌人でもある〕. (一) 柴原 宗助. 自由民権運動家・教育者・地方政治家。 幼名恭二。号は秋村。後月郡井原 …
https://www.morikinseki.com/chousa/h2109.htm
サムネイル画像
当時日本画であれ南画であれ、朦朧体の絵が求められ、美術商は画家にそれを 強い、画家も挙ってこの作風で描いた。 … 藤井竹外=「平成16年11月 注6 山成家画帖」・「平成18年12月◇南画独学揮毫自在(四) 市村水香」 など
https://www.morikinseki.com/kankei/s_nanga.htm
サムネイル画像
… 年12月【1】 注3 南画独学揮毫自在(ニ)」・「平成19年6月【1】□7 つ目」 ○森琴石より15歳年長の兄弟子。森琴石とは書誌出版でコンビを組んで いる。門弟「佐野琴岳(のち岱石に)」は、玉江歿後森琴石の門下となった。

 大村楊城

https://www.morikinseki.com/kankei/gayuu_a.htm
米沢藩外様外科医吾妻寿庵の三男として生まれ、明治6年1月17歳の時、独学 修業を志し上京した。 … 平成18年12月【1】◇南画独学揮毫自在(三)」・「 平成18年5月【4】」「平成13年1月□1番目」・雅友知友「大村楊城 交流者 」 …
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