2019年1月5日 更新
新年おめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます
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◆お正月の飾りもの「仏手柑」ご紹介
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◆森琴石著『墨香画譜 四』に森琴石が描いた「仏手柑」が取り上げられています
◆『墨香画譜』は、森琴石の3大著書の1つ
◆『墨香画譜』は世界でもされて評価されている
情報元
『住ムフムラボ』 http://www.sumufumulab.jp/
2017年12月21日
コラムニスト 橋爪節也氏
タイトル
「第14回 年末年始、祝祭的な色彩を求めて〜日本のガウディから
・仏手柑(ぶっしゅかん)そしてネオンアートからゴッサム三題噺」
『墨香画譜 四』 第4図目
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仏手柑(ぶっしゅかん)香酸柑橘
仏手柑の特徴
先端が指先のように分かれている「仏手柑(ぶっしゅかん)」。「手仏手柑(てぶしゅかん)」とも呼ばれ、鮮やかな黄色い皮はゴツゴツとして、柑橘の仲間なのに果肉がほとんどないというユニークな果物です。
仏手柑は主に観賞用として栽培されることが多く、お正月飾りやお茶席の生け花などにも使われています。食べる場合は、皮をマーマレードに利用したり、砂糖漬けにするのが一般的です。
原産地はインド北東部で、「シトロン」の変種だと考えられています。仏様の手のように見えることからこの名前になったそうで、英名は「フィンガード・シトロン(fingered citron)」といいます。またシトロンは実が割れておらず丸いことから、別名「丸仏手柑」とも呼ばれます。
日本へは室町時代~江戸時代に伝わりました。当時いくつかの書物に登場していますが、江戸時代に書かれた「大和本草」(1709年)には「近年渡来したもの」「果物とは言い難い」「香りがよい」などの特徴が記されています。また「大和本草批正」(1780年)では、仏手柑の項目に「テブシュカン」との記述があり、マルブシュカンのことを「枸櫞(くえん:シトロン)」と記しています。
果物ナビ(https://www.kudamononavi.com/zukan/kousan/busshukan)より転載させて頂きました
『墨香画譜 1,2,3,4』
●明治13年5月20日/森琴石著/吉岡平助等出版
●森琴石の三大名著のひとつ のみならず 明治期の名著でもある
●各国の名だたる図書館などで所蔵
アメリカ
スタンフォード大学図書館
ハーバード大学図書館
オハイオ州立大学図書館
アメリカ議会図書館(ワシントン)
イギリス
大英博物館
オーストラリア
国立図書館
オランダ
ライデン大学図書館
韓国
国立中央図書館(ソウル)
中国
国家図書館(北京)
香港科技大学図書館
香港バブティスト大学図書館
●中国では『墨香画譜』の影印版(復刻版)が出版されています
日本人では森琴石のみ取り上げられている
森琴石の清国文人との関係…今後の更なる調査が期待されます
平成12年、中国山東省済南市の”山東美術出版社”より『中国古画譜集成・第22巻』ので復刻出版されています。
⇒尹痩石 等輯 /二〇〇〇年/ 濟南山東美術出版社 景印本/墨香畫譜不分卷・日本 森熊 繪1/明治十三年刊本 とあり
全国漢籍データべース協議会・日本所藏中文古籍數據庫(京都大学人文科学研究所附属漢字情報研究センターが管理、運営)
◆森琴石ホームページでは『墨香画譜』について多数取り上げています。
リンク&所蔵情報 著書『墨香画譜』など
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