2018年6月25日 更新
明治8年製、
森琴石の地球儀現れる!!
【小型地球儀(木製)】
明治7年11月官許
同 8年3月刻成
森琴石校正併蔵版
岡田茂兵衛発兌
同 8年、森琴石実父「梶木源次郎」・・・
・・・<紙風船折りたたみ地球儀>を作成?
★Yオークションに非常に珍しいものが出てきました
森琴作成作成の小型地球儀
【サイズ】高さ約19cm 幅約10.5cm ・
・・・時代箱入り
★オークションはあと1日で終了のようです。
終了後間もなく情報は削除されると思いますが、地球儀の画像は下のアドレスでご覧ください。
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e284151040
★森琴石の実父梶木源次郎も同年紙風船折りたたみ地球儀を作成しています。
●土浦市の山岡光信先生のサイト「地図測量の300人」の中、78番目にその情報が記述されています。
紙風船折りたたみ地球儀は、地図属領の300人の中
239.沼尻墨僊(ぬまじり ぼくせん 1775-1856)
220.長島尉信(ながしま やすのぶ 1781-1867)という人が
傘式地球儀を作っており、それに近いものらしいです。
(山岡先生からご教示頂きました)
★以前から森琴石実父と思われる<梶木源次郎の地球儀>には目をつけていましたので、「とうとう森琴石の地球儀が現れたか!」というのが実感です。
●もしかすると、森琴石が作成した最も早い時期の銅版地図かもしれません。(明治8年には『永田改正暗射地球訳図』作成)
●小型地球儀は、茨城県土浦市の美術商からの出品です。
1:沼尻墨僊が、土浦藩の方であること、https://www.city.tsuchiura.lg.jp/data/doc/1236042111_doc_147.pdf
※沼尻墨僊(ぬまじりぼくせん)は茨城県土浦の人で、地理学を研究し、「地理書」を書き、世界地図の模写と傘式の地球儀を作成したことで知られています。
26歳の年には、世界各地について書いた地理学の研究書、「地球万国図説」を書きました。彼が作った傘式地球儀は、12本の骨と長さが40センチメートルほどの棒を持つもので、傘を開くように片方を押し上げると地図が開く仕掛けになっています。現在残っているのは、安政 2年(1855)に作られたもので、土浦市博物館に展示されています
出典=「傘式地球儀」(土浦市博物館パンフレットより)
2:地図測量研究第一人者の山岡光信先生が、土浦市の方であるなど、不思議なご縁を感じています
★今後更なる
森琴石の銅版画についての解明
・・・期待致します
今回の茨城県土浦から地球儀が出たことは、
明治6年、森琴石は東京に遊学し、高橋由一から洋画法を学んだ。
関東での交流者から森琴石の解明が深まる可能性があります