2013年5月12日 更新
前回:2013年4月24日
「明治38年出石で出版の紀念帖に仙石政固、森琴石らが揮毫」の続きです
『戦捷紀念帖 鶴瑞』の概要
『戦捷紀念帖 鶴瑞』は コウノトリがテーマ
コウノトリの書・画・写真で構成
揮毫者は森琴石の交流者も多い
『戦捷紀念帖 鶴瑞』
目次
一題簽 貴族院議員 正五位 日下部東作先生
一篆印 小沼翠山 先生
※篆印と東久世公の題字との間に「緒言」
一題字 枢密院副議長正二位勲一等伯爵 東久世通禧公
一序文 正四位勲三等 櫻井 勉 先生
一扁額 総合艦隊総合司令官長海軍大将 東郷平八郎公
一扁額 鴨緑江軍司令官陸軍大将男爵 川村景明公
一扁額 第二艦隊司令官長海軍中尉 上村彦之丞公
一和歌 宮中顧問官大日本歌道奨励会長
正二位勲一等侯爵 鍋島直大公
一和歌 篤志看護婦会長日本海事協会委員長 鍋島侯爵夫人
一題書 枢密院顧問官日本赤十字社社長
正二位勲一等伯爵 松方正義公
一題字 宮中顧問官貴族院議員文学博士
勲二等男爵 加藤弘之先生
一題詩 小野湖山先生
一画 田能村直入先生
一題詩 貴族院議員錦雞間祇候
大日本選書会頭従4位勲三等 金井之恭先生
一題詩 永坂石埭先生
一画 鈴木松年先生
一題詩 正五位 日下部鳴鶴先生
一画 上田耕沖先生
一俳句 花之本聽秋先生
一題詩 結城蓄堂先生
一画 森 琴石先生
一扁額 伯爵 松方東海公
一扁額 伯爵 東久世竹亭公
一扁額 枢密院顧問官従二位勲一等子爵 杉 孫七郎公
一和歌 旧出石藩主
貴族院議員従三位子爵 仙石政固公
鶴山鶴巣籠り由来書
●鶴山の沿革 ●鶴山の名称 ●鶴山の地勢 ●鶴の巣造り ●鶴巣の構造
●鶴雛の飼育 ●鶴巣の時季 ●鶴の詩的姿容 ●出石神社 ●鶴山の里程
写真
●鶴山鶴巣籠(申辰其壹) ●鶴山鶴巣籠(甲辰其貮) ●鶴山鶴巣籠(甲辰其参)
●同種類の写真(題が書かれていません) ●国弊中社※出石神社
後跋 藤沢南岳
奥附
明治三十八年十一月廿三日出版
仝年仝 月廿六日発行
著作蒹発行者 鶴山保勝会代表者
志水與三(兵庫県但馬国出石郡出石町内田結庄町九十九番屋敷)
発行者 鶴山保勝会代表者編纂部
(兵庫県但馬国出石郡出石町内八木町三十七 番屋敷)
印刷所 関西写真製版印刷合資会社(大阪市東区平野町四丁目六番地)
※国弊中社とは
社格(神社の格)は明治時代に入り復興され、明治四年(1871)の太政官布告により官社(官幣・国幣)と諸社(その他)に区分されました。この布告によって全国の神社は、官幣大社・官幣中社・官幣小社・別格官幣社(歴史上に大きな功績のあった「人物」を祭る)、国幣大社・国幣中社・国幣小社、さらに府社、郷社、村社、無格社 に類別された。
画像
表紙
題簽:日下部鳴鶴(東作)
鶴山鶴巣籠り由来書
奥附
次回は
仙石政固の和歌の画像
及び書画揮毫者の略説等をご紹介致します