2015年4月29日 更新
近藤高史著『明治 ・大正 ・昭和 書道史年表』に森琴石の名
■3月はじめ以来、身内に重病人が出(深刻な状態)その対応、個人的な雑事も多々あり、森琴石調査に集中する事が出来ませんでした。更に本日からは初夏のゴールデンウィークに入り我が家でも多少の行事を控えています。
■困った時の常套、森琴石の名が出る書物をご紹介致します。
■今回は『明治大正昭和 書道史年表』を、ごく簡単にご紹介します。
■第一部では、森琴石調査の過程で知った、森琴石周辺の多数の書家(文人)の名が出、当時の書家(文人)の動向を簡潔に知る事が出来ます。手元にあると便利な一冊と言えましょう。
■この年表に、森琴石や森琴石と交わった来日清国文人らの行動を書き加えておくのも一興と思いました。
■下に『『明治 大正 昭和 書道史年表』 〔附・書道出版年表〕』の概要と、表紙及び第一部8,9頁の画像をご紹介させて頂きます。
『明治 大正 昭和 書道史年表』 〔附・書道出版年表〕
・・編者 :近藤高史
・・発行者:田中嘉次
・・発行所:図書出版 木耳社
・・発行年:昭和60年3月20日 初版発行
・・総頁数:301頁
・・価格 ;2300円(税抜き)
内容説明(木耳社HP『書道史年表』より)
明治元年から昭和59年までの書道界の動向を展望する上で、欠くことのできない事項を月別に系統的に配列しつつ、書道団体の結成から消長、書道展の開催、書に係わる作家・学者等、主要な出版物も併せ網羅し、書学者の便を計った。書道出版年表付き。
著者紹介
1934年生まれ。本名康夫。国学院大学・日本書道専門学校卒業。文部省指導資料作成委員、日本書道文化研究所理事長などを経歴。著書に『中国漢詩の旅―墨筆紀行』(修美社/1985),『書道史夜話』(芸術新聞社/1991)など。(『書道史年表』の奥附参照)。
備考:日本漢文の世界‐本の紹介「書道史夜話」をご覧ください。
第一部
明治・大正・昭和 書道史年表
自 慶応4年
至 昭和59年
1頁~209頁
概要=慶応4年(1864)から昭和59年3月までの近100年余に亘る書道に関する事項を月別に収録・収録した事項は、書道界・書家の動静を主とし、書道教育、海外に於ける動向、その年度の世情も参考に添える(同緒凡例より)
第二部
書道出版年表(明治・大正・昭和)
自 明治2年
至 昭和57年
213頁~301頁
概要=第一部の書道史年表に一部収録したものも含めて、書道に関する出版物を年次別に配列したもの。単行本、雑誌(定期刊行本)新聞類も含まれる。(同著凡例より)
森琴石掲載頁
第一部
71頁 大正10年 2月 森琴石没す(年79)
第二部
216頁 明治13年 ○墨場必携題画詩集:森琴石編(石田才次郎)
217頁 明治14年 ○新編墨場必携<巻1,2,4>森琴石編(辻本尚書堂)